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熱海土石流 公営住宅の入居申し込み始まる

2021年7月30日 21:50
熱海土石流 公営住宅の入居申し込み始まる

静岡県熱海市の土石流災害は、31日で発生から4週間となります。30日、被災者を対象にした公営住宅などの入居申し込みが始まりました。

行方不明者の捜索活動が30日も懸命に続けられています。熱海市伊豆山では、午前6時からおよそ700人態勢で捜索活動が行われました。

熱海市によりますと30日、新たに発見された人はおらず、これまでに死者は22人、行方不明者は5人となっています。

そして30日から被災者を対象にした公営住宅などへの入居の申し込みが始まりました。県と熱海市はこれまで避難生活が続く住民にむけ、公営と民間の住宅あわせて118戸を確保しています。

入居期間は最長2年間ですが、窓口には早速、入居を申し込む住民が訪れていました。

入居希望者「いつまでも避難所に居るわけにはいきませんから。避難所は食事も睡眠もお風呂も何不自由ないですから。(避難所を)出てからの生活を、みんな真剣に考えていると思う」

こちらの入居希望者は公営住宅ではなく、民間の賃貸住宅を希望していました。その訳を聞くと。

入居希望者「車がないので団地に住むのは不便。だから駅に近いなど(利便性が)条件になると、民間の賃貸住宅の方がいいと思った」

被災者の生活再建の基盤となる住宅問題。解決にはまだ時間がかかりそうです。

一方、土石流の発生以降通行止めとなっていた国道135号の交通規制が29日に解除されたことを受け、「東海バス」は30日から逢初橋を経由した「熱海駅~湯河原駅」全線と、「熱海駅~七尾原循環」の一部区間の運行を再開しました。路線バスの再開を心待ちにしていた住民は。

バスの利用者「早いし便利で助かります。(バスは)生活必需品です」

土石流発生からまもなく1か月。一歩ずつ、そして着実に住民生活の再建が進んでいます。

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