“iPS細胞心筋シート治療”治験終了 来年にも承認申請へ 大阪大学研究チーム
京都大学の山中伸弥教授らが開発したiPS細胞から心臓の筋肉を作り、シート状にして心臓に貼り付ける治療法について、大阪大学の研究チームは19日、予定していた治験を終了したと発表しました。
大阪大学の澤芳樹特任教授らの研究チームは、iPS細胞から心臓の筋肉(=心筋)を作ってシート状にし、これを心臓に貼り付けることで重い心臓病である虚血性心筋症を治療する治験を2020年から続けてきました。
研究チームは19日に会見し、予定していた8人の患者の治療が終わり、いずれも経過は順調だと発表しました。
研究チームは今後、安全性と有効性のデータを精査し、この心筋シートを治療に使える製品として承認を得るため、来年にも国に申請することを目指すということです。