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熱海土石流 住民ら「盛り土」説明求める

2021年8月2日 21:16
熱海土石流 住民ら「盛り土」説明求める

静岡県熱海市の土石流災害から3日で1か月。現場では捜索活動が続く一方、2日、被災住民らが会見を開き、「盛り土」について、行政に責任の所在と詳しい説明を求めました。

2日の捜索は、午前8時から倒壊家屋が密集している地域を中心に行われました。大きな被害が出た熱海市伊豆山の仲道地区の住民は…。

住民「一刻も早く行方不明の方が見つかってほしい、地元の願い。そうしないと真の復興が始まらないと感じている」

熱海市によりますと、これまでに22人が死亡、いまだ5人が行方不明となっています。

一方で、土石流の被害を受けた住民に動きも。2日午前、被災者らおよそ10人が会見を開きました。

被災者「(盛り土には)十数年前から、いろいろなものが入っていると何回も聞いた。もっと早く工事をストップしていれば『人災』は起きなかったと思う」

被災者らは、土石流の最上部にある盛り土について、行政の説明が不十分であり、今回の被害は「人災」だと訴えました。被災者らは、盛り土問題の責任の所在、さらに行政へ、経緯の説明を強く求め今後、損害賠償請求も考えているということです。

いまだ、およそ300人が避難生活を強いられている熱海市の土石流災害。被災住民の日常が戻るには長い時間がかかりそうです。

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