市長メダルかじりで「選手にリスペクトを」
河村たかし・名古屋市長が、五輪女子ソフトボールの後藤希友選手の金メダルを噛んだ行為を受け、アスリートからは「選手にリスペクトを」との声が上がっています。
■「選手にリスペクトを」…メダリストからも非難
河村市長の行動にスポーツ界でも非難の声が集まっています。ロンドンオリンピックでバドミントン銀メダリストの藤井瑞希さんは自身のツイッターで、10年ほど前に別の人に噛まれたと告白。「私もある…涙でかけた 口いっぱいにメダル入れられた、、たぶんボケかましてきたんだと思うけど、本当泣きそうなった」と当時の経験を明かしました。
その上で、「その瞬間はショックだったけどしっかり消毒して、たくさんの人に触ってもらってたくさんの笑顔が見れたので、忘れてました。今後このようなことがありませんように」とし「#選手にリスペクトを」とのハッシュタグをつけました。
また日本フェンシング協会前会長で、五輪銀メダリストの太田雄貴さんはツイッターで「選手に対するリスペクトが欠けている上に、感染対策の観点からもセレモニーさえも自分自身やチームメイトでメダルをかけたりしたのに、『噛む』とは。ごめんなさい僕には理解できません」とコメントしています。
■SNSで批判相次ぐ…「噛む」「河村」
今回の件について8月4日にツイッターでオリンピック関連でつぶやかれたワードを集計したところ(リツイート含む)、これまでまったく上位に登場しなかった
「河村」 約9万ツイート
「名古屋」 約8万ツイート
「噛む」 約5万ツイート
「かじる」 約4万ツイート
などのワードが軒並み上位にランクイン。市長のツイッターには「あまりにもひどい」「腹立たしい」などのコメントが寄せられました。
こうした声を受けて、河村市長はコメントを出し「(かじる行為は)愛情表現だった。金メダル獲得は憧れだった。迷惑をかけているのであれば、ごめんなさい」としています。