天皇皇后両陛下 「日本国際賞」授賞式に出席 式典にはマスクを外して臨まれる
科学技術の分野で世界的な貢献をした人に贈られる「日本国際賞」の授賞式が行われ、天皇皇后両陛下が出席されました。
13日午後、天皇皇后両陛下は日本国際賞の会場に到着し、授賞式にはマスクを外して臨まれました。
「日本国際賞」は、科学技術の分野で国際的に権威のある賞を設けたいという政府の構想で設立されたもので、ことしは、光ファイバー網の長距離大容量化に貢献した中沢正隆博士、萩本和男氏ら4人が受賞しました。
天皇陛下「世界の人々が新型コロナウイルス感染症対策に取り組んできたように、様々な分野の叡智(えいち)を結集し、互いに力を合わせることにより、希望に満ちた未来が築かれていくことを願っています」
陛下はこう述べて、世界の人々の分野を超えた連携を願われ、授賞式後、両陛下は受賞者らと懇談されました。
新型コロナの感染拡大後、両陛下がマスクを着用するようになってから、皇居外の式典でマスクを外されたのは初めてだということで、宮内庁は、会場が広く、感染の恐れが低いと判断したと説明しています。