田村厚労相「県境を越えた移動など避けて」
厚生労働省によりますと、10日時点の全国の新型コロナウイルスの重症者は1332人で、前日から102人増加しました。
全国の10日の重症者数は1332人となりました。重症者数が1300人を超えるのは5月31日以来です。先月15日の376人から増加傾向が続き、10日は一気に102人増加しました。過去最多となった5月25日の1413人に迫り、医療体制のひっ迫に拍車がかかっています。
一方、11日午後から感染状況などを分析する厚労省の専門家会議が行われていて、冒頭、田村厚労相は、感染力が強いデルタ株の影響で「今まで感染しなかった環境でも、感染が始まっている。特にお盆で、県境を越えた移動や、いつも会ってない人との会食は避けてほしい」と訴えました。
また、ワクチン接種が広がる中、接種後の行動や日常生活のあり方について専門家に議論を求めました。