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抗体カクテル療法を宿泊療養でも…新方針

2021年8月14日 2:06
抗体カクテル療法を宿泊療養でも…新方針

新型コロナウイルスの感染者の重症化を防ぐ「抗体カクテル療法」は、これまで入院患者のみが対象とされてきましたが、厚生労働省は、ホテルで宿泊療養中の患者にも投与できるようにする新たな方針を打ち出しました。

2つの薬を混ぜて点滴する抗体カクテル療法の対象について、厚労省は、軽症や中等症の「入院患者」に限ってきました。しかし、軽症の患者らが入院できない現状では、この薬が使えないと、医療現場から困惑の声があがっていました。

こうした声を受けて、厚労省は13日、自治体向けの通知を改定し、都道府県が、宿泊療養のホテルなどに医師と看護師を配置し、「臨時の医療施設」と位置づければ、抗体カクテル療法を使える、としました。

東京都は、すでに一部の宿泊療養施設を「臨時医療施設」として、この療法を使う体制を整えています。