東京“救急搬送できない”先月比20倍以上
新型コロナウイルスの感染拡大が続く東京都内では、救急搬送を要請したものの搬送されなかった件数が、先週1週間で1400件以上に上り、先月の同じ時期と比べ20倍以上と急激に増加していることがわかりました。
関係者によりますと、今月9日から15日までに都内で新型コロナの感染が確認された人で、救急搬送を要請したものの、自宅療養などの判断をされ、搬送されなかったケースは1414件だったということです。これは、先月12日から18日の61件と比べておよそ23倍となっています。
また、救急搬送を判断された場合でも、病院に到着するまで5時間以上かかったケースは、先月の同じ時期にはなかったのに対し、先週は121件となっていて、今後も受け入れ先の病院を見つけることが困難なケースは増えていくものとみられます。