自宅療養中の70代男性死亡 埼玉県発表
埼玉県は、新型コロナに感染し自宅療養中だった70代の男性が死亡したと発表しました。男性は健康観察に1週間応答していなかったものの、県側は手が回らず、確認の連絡などはしていなかったということです。
埼玉県は25日、8月中旬に陽性が判明し、自宅療養を続けていた県内の70代の男性が死亡していたと発表しました。この男性の健康観察は保健所ではなく支援センターに委託していましたが、支援センターからの健康観察連絡に対し男性から1週間応答がなく、支援センターはそれに気づいていなかったことがわかりました。
支援センターでは、1日4回の自動電話で健康観察を行い、1日応答がない場合、翌日には職員が直接連絡することになっていますが、患者の急増で手が回らず、今回はしていなかったということです。
23日、男性の体調が急変したのに家族が気づき、医療機関に搬送されましたが死亡が確認されたということです。男性には基礎疾患があったということです。また、ワクチンを2回接種していたかどうかは把握できていないということです。
県はこうした事態を受け、26日からは支援センターに委託していた健康観察業務を保健所に戻す方向で調整するとしています。