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妊婦を守ろう!夫や同居家族の優先接種拡大

2021年8月27日 9:04
妊婦を守ろう!夫や同居家族の優先接種拡大

千葉県で新型コロナに感染し、自宅療養中だった妊婦が入院調整中に自宅で出産し、新生児が死亡したことを受け、ワクチンの優先接種が妊婦本人だけでなく、その周囲の人へも広がり始めています。

日本産科婦人科学会等は、8月14日、新型コロナワクチンに関し、(1)妊婦さんは、時期を問わずワクチンを接種することをお勧めします。(2)妊婦の夫またはパートナーの方は、ワクチンを接種することをお願いします。と、妊婦本人だけでなく、夫やパートナーにも接種をお願いする声明を出しています。

■厚生労働省 妊婦と配偶者らに優先接種の配慮を

厚労省は23日、妊婦と配偶者らがワクチンを希望する場合に、できるだけ早期に接種できるよう、都道府県などに事務連絡を出しました。予約やキャンセル待ちで、可能な範囲で優先する。現時点で年齢等で接種予約の対象となっていない場合には、対象にするなど、特段の配慮をお願いしています。

■夫やパートナーの優先接種も広がり始める

17日、千葉県で新型コロナに感染し、自宅療養を続けていた妊婦が入院先が見つからないまま自宅で出産。その後、新生児の死亡が確認されました。妊婦本人だけでなく、配偶者やパートナーのワクチンの優先接種も一緒に広がり始めています。

■妊婦感染の8割は夫やパートナーから

日本産科婦人科学会等は、妊婦本人だけでなく、夫またはパートナーにも接種をお願いしていますが、妊婦が感染する場合の約8割が、夫やパートナーからの感染だとしています。

■夫やパートナーへの優先接種も広がる

妊婦本人だけでなく、夫やパートナーへ優先接種は拡大しています。

例えば、
・品川区(東京)
 妊婦(里帰り出産の人も)、配偶者、パートナーの人を対象に優先予約を実施

・桐生市(群馬)
 妊婦(里帰り出産の人も)、配偶者、パートナーに優先接種を実施

・神戸市(兵庫)
 妊婦(里帰り出産の人も)とその夫、パートナーを対象に優先接種を実施

など、他にも多数の自治体で実施されます。

■自治体によっては同居家族にも優先接種

一方で、同居家族へも広げた優先接種を行う自治体もあります。

・東京都
妊婦およびパートナー、同居家族に都庁展望室などの6会場でワクチンを接種と発表

・船橋市(千葉)
妊婦とその同居家族を対象に優先接種の予約を開始すると発表

・常総市(茨城)
妊婦およびパートナー、同居家族に優先接種を実施と発表

その他の自治体でも、優先接種を設ける動きがあります。詳細は各自治体のHPで確認できます。

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