韓国政府は１７日、受験を控えた高校３年生について、来月中旬から新型コロナウイルスのワクチンを優先接種すると発表しました。人生を左右すると言われる熾烈な大学入試を安全に乗り切ってもらおうと政府を挙げて後押しする形です。

韓国の保健当局によりますと、接種を希望する高校３年生と高校の教職員については来月１９日以降、優先的にワクチン接種を始めます。

浪人生などについても来月中に対象者を把握した上で、８月中に接種を行う予定です。高校３年生については２回の接種間隔が短いファイザー製のワクチンを使用し、夏休み期間中に接種を完了する計画です。また、７月以降は５０歳以上にもワクチンの接種対象を拡大します。

すでに韓国では国民の４分の１以上が１回目の接種を終えていて、保健当局は１１月には集団免疫を形成し、日常を回復できるように接種を進めたいとしています。