専門家会議 学校や家庭など対策徹底求める
多くの学校で新学期が始まった1日、新型コロナウイルスの感染状況について分析する厚生労働省の専門家会議は、家庭内や学校内での感染リスクを少なくするなど対策の徹底を求めました。
国立感染症研究所・脇田隆字所長「(デルタ株で)10代以下のお子さんたちの感染は家庭内感染が多い。(学校の)状況に合わせて感染対策をしっかりやってもらう(ことが必要)」
専門家は、子どもの感染は家庭内感染や教員からの感染が多いと指摘しました。その上で、対面とオンライン両方を用いる、いわゆる「ハイブリッド授業」を取り入れるなど、感染リスクを抑えることが重要だとし、また、教員などワクチンが接種できる世代は接種するよう求めました。
一方、東京都の感染状況については、「感染者数は減少傾向になっていることは確か」としましたが、引き続き注意が必要だとして、すでにワクチンを接種した人も含め、外出はなるべく避け、感染リスクが高い場面を避けるよう求めました。