秋篠宮家の長女、眞子さまが、婚約が内定している小室圭さんと、年内に結婚される方向で調整が進められていることが、分かりました。なぜ、このタイミングなのか、結婚後の生活はどうなるのか、詳しく解説します。

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■眞子さま、年内に結婚の方向で調整　婚約内定会見から４年

国際基督教大学時代の同級生だった眞子さまと小室さんは、現在どちらも２９歳です。

年内に婚姻届を提出し結婚される方向で調整が進められているということですが、結婚に伴う一連の儀式はすべて行われない見通しです。もし、関連の儀式が行われないまま結婚となれば、記録が定かである戦後になって初めて、という極めて異例な話となります。

４年前から振り返ります。婚約内定の記者会見が開かれたのは、２０１７年の９月で、ちょうど今から４年前のことです。

「２０１３年の１２月に、私から宮さまに将来結婚しましょうと申し上げました」

「もちろん誠にうれしく思いました。私の心は決まっておりましたので、プロポーズはその場でお受け致しましたが、時期についてはお互いに相談しながら決めていこうということで、今まで過ごしてまいりました」
「最初にひかれたのは、太陽のような明るい笑顔であったと思いますが、性格を深く知るうちに真面目で、ご自分の考えと強い意志を持ちながら努力されるお姿、物事に心広く対応される姿にひかれました」

「ある日夜空にきれいな月を見つけ、その時、思わず宮さまにお電話をいたしました。宮さまは、私のことを月のように静かに見守ってくださる存在でございます」

その後、小室さんの母親の「金銭トラブル」が報じられました。翌年の２０１８年２月に眞子さまが「お気持ち」を公表され、「いろいろなことを急ぎ過ぎていた」と、結婚関連の行事を延期することが発表されました。

その年の８月には、小室さんが弁護士資格の取得を目指し、アメリカへ留学しました。さらに、１１月には眞子さまの父親である秋篠宮さまが「多くの人が納得し、喜んでくれる状況にならなければ婚約の儀式を行えない」と明言されました。

その後、小室さんからは２回にわたり、母親の金銭トラブルに関する文書が公表されました。２０１９年の１月には金銭トラブルについて「元婚約者の方からご理解を得るよう努めていきたい」という文書が公表されました。

そして、今年の４月には２８枚にわたる長文の文書が公表され、「私と眞子さまの気持ち、そして結婚に対する思いに変わりはありません」としましたが、母親の佳代さんと元婚約者の男性とのトラブルは未解決であること、が書かれていました。

そして、文書公表から４日後には、男性に対して「解決金」を渡す意向があることが示されましたが、元婚約者の代理人は「これまでに解決金は受け取っていない」と話しています。

いろいろなことがありましたが、眞子さまのお気持ちは変わりませんでした。２０１８年に小室さんが渡米して以降、眞子さまと小室さんが直接会われることは一度もなく、ずっと遠距離恋愛でした。

宮内庁担当の笛吹記者によると、いろいろなことが報じられ対応が必要な中で、結婚の話を進めるにあたっては、お互いに密に連絡を取ってこられたとみられます。今だと、インターネットを通じて顔を見ながら話すということもできます。

去年、眞子さまが公表された「２人のお気持ち」の文書でも「お互いこそが幸せな時も不幸せな時も寄り添い合えるかけがえのない存在」、「結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です」ということでした。宮内庁の複数の関係者も、眞子さまの意志は固いと繰り返してきたといいます。

■“儀式なし”結婚なら異例　「一時金」辞退の意向も

やはり、儀式が行われないとなると異例です。

天皇陛下の妹、黒田清子さんが結婚する時には、関連の儀式が行われました。通常、女性皇族が結婚を進める際には、一般の結納にあたる「納采の儀」や、天皇皇后両陛下にお別れのあいさつをする「朝見の儀」などが皇室の行事として行われます。眞子さまは、これらの儀式を行われない見通しです。

結婚式についてですが、清子さんは帝国ホテルで開き、ご両親の上皇ご夫妻も出席されたのですが、眞子さまは結婚式も行われない見通しです。

そして、一時金です。女性皇族が皇室を離れる際、元皇族としての品位を保つために支給されるもので、眞子さまの場合は１億４０００万円ほどとみられています。これを、辞退する意向を示されているということです。

ただ、実際に法律的に辞退できるかどうかはこれから検討が必要で、受け取ってから公的な機関に寄付されることなども、考えられるということです。

■なぜ今結婚の話…“生活基盤の安定”がポイント

なぜ、このタイミングで年内に結婚へという話になったのでしょうか。ポイントの１つは、ご結婚後のお２人の生活基盤の安定です。

小室さんはアメリカ、ニューヨークにあるフォーダム大学のロースクールで学位を取得しました。今年７月にはニューヨーク州の司法試験を受験していて、合格すればアメリカの弁護士資格を手にします。１２月半ばには合否が分かる見通しで、法律事務所などで働ける条件がそろうということです。

ご結婚後、眞子さまはアメリカで小室さんと生活される見通しだといいます。また、取材によると、宮内庁関係者の中には「眞子さまと小室さんは、ご結婚前に日本国内で、お２人で会見を行うと思う」と話す人もいるということです。

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秋篠宮さまが、結婚という段階になったら今までの経緯も含めてきちんと話すことが大事と、発言されていて、この言葉は重いといえます。もし、会見をされるなら、お２人の口からどこまで、これまでの経緯が明らかにされるのかが次の焦点となりそうです。

（２０２１年９月１日午後４時ごろ放送　ｎｅｗｓ　ｅｖｅｒｙ．「ナゼナニっ？」より）