尾身会長インスタ開設 その理由は?
政府の新型コロナ対策分科会の尾身茂会長が自身のInstagramのアカウントを開設し、SNSで話題となっています。
■Instagram開設「皆さんの声を政府に届けたい」
先月30日、最初に投稿されたのは、マスクに白いTシャツという普段と違う“インスタ映え”する尾身会長のラフな姿です。開設に至った経緯に関して、「皆さんの知恵や工夫、意見を参考にさせてほしいと思い、『コロナ専門家有志の会』の一員としてInstagramを始めました!」としています。さらに、「コロナ対策は『科学だけでは決められないこと』がたくさんあります。例えば、コロナとの戦いが長期戦になる中で、『どんな社会で生きていきたいか?』ということなどです。これは皆さんと話し合って決めることだと思っています。一緒に話し合って、皆さんの声を政府に届けたい」とつづっています。
また、若者がよく利用するInstagramのストーリー機能で、Q&Aを使ってのライブ配信を予定しているということです。
■「#ねえねえ尾身さん」で意見を呼びかけ 一時トレンド入り
また、もう一つ尾身会長からお願いが。有志の会で考案した「#ねえねえ尾身さん」のハッシュタグ。このハッシュタグとともに、知恵や工夫、意見をツイートで投げかけてほしいとしています。
尾身会長は、自身のnoteの中で「基本的感染防止策の実施には、長い間、多くの方々がご協力下さっていますが、その考え方の違いから、分断を生む原因になっている側面もあるのではないでしょうか。しかし、そうした考え方の違いを乗り越えて、様々な知恵やアイデア、工夫が蓄積されているのではないかとも思います」と述べた上で、知りたいことの具体例として「マスクをつけてくれない顧客に対して、失礼のない注意の仕方は?」「家族や大切な人とコロナ観が違う悩みをどう乗り越えた?」などを挙げています。
日々、コロナウイルスの影響を受け続ける人々の意見をより多く、より具体的に知りたいと語る尾身会長。インスタなどのSNSツールをよく使っている若者も意識して、より幅広い人たちとの意見交換を期待しています。
開設して4日目ですが、フォロワー数は7.9万人にのぼっています。(※2日午後4時時点)
「#ねえねえ尾身さん」のハッシュタグのツイートは2日午前には、一時ツイッターでトレンド入りするなど、尾身会長の取り組みは関心を集めています。