鹿児島県の諏訪之瀬島で噴火 火山解説情報
17日午前3時40分、福岡管区気象台は鹿児島県の諏訪之瀬島の状況に関する解説情報を発表した。
福岡管区気象台の発表内容は以下のとおり。
[見出し]
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
諏訪之瀬島の御岳(おたけ)火口では、昨日(16日)20時14分と本日(17日)02時12分の爆発に伴い、弾道を描いて飛散する大きな噴石が火口から約1km付近まで飛散しました。
[防災上の警戒事項]
御岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
[火山の活動状況等]
諏訪之瀬島の御岳(おたけ)火口では、昨日(16日)20時14分と本日(17日)02時12分に、爆発が発生しました。
16日20時14分の爆発では、弾道を描いて飛散する大きな噴石が火口から南方向に約800mまで達し、17日02時12分の爆発では、弾道を描いて飛散する大きな噴石が火口から南東方向に約1kmまで達しました。噴煙は雲のため不明です。
爆発は、昨日から増加しています。16日は22回、17日は03時までに1回(速報値)発生しています。
諏訪之瀬島では、噴火活動が活発となっており、今後も爆発が発生し、火口から概ね2kmの範囲に大きな噴石が達する可能性があります。