軽症・中等症患者の治療薬 承認可否審議へ
新型コロナウイルスの軽症や中等症患者向けの新たな治療薬について厚生労働省の専門家部会は、国内での製造販売の可否について27日に判断します。
イギリス製薬大手「グラクソ・スミスクライン」が国内での製造販売の承認申請している新型コロナウイルスに対する治療薬「ソトロビマブ」について、厚生労働省の部会は、来週27日(月)に安全性や有効性を審議します。
「ソトロビマブ」はウイルスの働きを抑える中和抗体を点滴で投与します。対象は、酸素投与が必要ない軽症や中等症で、肥満や糖尿病など重症化リスクの高い患者です。
海外で行った臨床試験では、入院や死亡のリスクを、79パーセント減らす効果が確認されたということです。
承認されれば、中外製薬の「抗体カクテル療法」に続いて2つめの軽症者に使える薬となります。