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“宣言”解除後の生活 どう変わるのか?

2021年9月29日 21:00
“宣言”解除後の生活 どう変わるのか?

19の都道府県に出ていた「緊急事態宣言」は期限となる明日、30日で全面的に解除されます。長い間、我慢が続いているわたしたちの生活は、解除後、感染対策を継続しながらどのように変わるのでしょうか。

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“宣言の全面解除”決定から一夜明けた29日朝。

佐々木酒店 佐々木実社長
「本当にうれしいよ。酒屋が酒売っちゃいけないなんて、こんな悲しいことないんだから。ほっとしてます」

居酒屋などに卸す酒店では、注文が殺到していました。10月1日の“酒解禁”に向け、スタッフが生ビールの樽(たる)などを次々とトラックへと積んでいきます。

佐々木酒店 佐々木実社長
「きょう(29日)鮮明にやっぱり様変わりしたね。ノンアルコールビールとかだったのが8割がアルコールに逆転した」

28日まではソフトドリンクやノンアルなどの注文ばかりでしたが、29日朝になると、一転。ほぼ酒の注文に切り替わったというのです。

ただ、長引く自粛で閉店に追い込まれた居酒屋も多く、今後の売り上げに大きな不安を抱えていました。

佐々木酒店 佐々木実社長
「(コロナが原因で)2割のお客さまが閉店してるんですよ。この2割の売り上げをどうやって来年、再来年で戻すか、これが大きな課題だよね」

宣言解除によって、“認証”を受けた飲食店であれば、夜8時まで酒の提供が可能になった東京都。

ただ“時短営業”は続くため、客自ら釣った魚料理を楽しめる居酒屋では新プランが登場しました。

釣船茶屋ざうお新宿店 小倉久実副店長
「1時間500円で飲み放題のんでいただけるというチケットを来店のお客さまにお配りしています」

仕事帰りの短い時間でもお酒を満喫したい人に向け、1時間500円で飲み放題になるチケットを配布。

待ちに待った“酒解禁”で、客足が戻ることを期待している一方、どの程度、回復するのか見込めないことで“ある懸念”があるといいます。

釣船茶屋ざうお新宿店 小倉久実副店長
「人員調整ってところもそうですし、お魚をどのくらい仕入れるかってとこもそうですし」

このお店では、コロナ禍でスタッフの人数が2割減少。再び酒の制限がかかる可能性を考えると、新たに採用することが難しく、魚を仕入れる数も調整しづらいといいます。

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29日、新たに267人の感染が確認された東京都。4日連続で300人を下回りました。

10月1日から24日までは、「リバウンド防止措置期間」となります。

百貨店や映画館では、夜9時までの時短営業の協力が求められます。また、カラオケボックスでは、感染対策の徹底などをした上でカラオケ設備の提供が可能となり、認証を受けた店であれば、お酒の提供もすることができます。

ただ、スナックなどはクラスターが相次いだことから、引き続き、カラオケの提供自粛を要請します。

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解除によって徐々に戻ってくる“日常生活”。

都内の小学校では、10月30日に行う予定の運動会に向け、“かけっこ”のタイムを測定していました。

小学校5年生
「去年(運動会が)できなかったから楽しみ」

実は去年は密を避けるため、保護者など観客を一切入れずに“かけっこ”のみ実施。しかし、今年は解除を受け、各家庭につき保護者2人まで観客を入れて運動会を開催するといいます。

競技が始まる直前までは教室で待機するなど、感染対策も行いつつ、種目は去年よりも拡大。

葛飾区立青戸小学校 角南忠義校長
「赤白と対抗戦でできるのは子供たちにとってはすごくうれしいこと。教員も絶対成功させると」

感染対策は引き続き必要ですが、解除でわたしたちの暮らしは大きく変化しそうです。

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