岸田氏選出受け 早紀江さん「首脳会談を」
自民党の総裁選挙で岸田新総裁が選出されたことを受け、北朝鮮による拉致被害者・横田めぐみさんの母・早紀江さんは、「日朝首脳会談を行って拉致問題を解決に導いてほしい」と、新総裁に具体的な行動を求めました。
横田めぐみさんの母・横田早紀江さん(85)「一番にやってもらわなきゃいけない、長すぎる問題ですから。命がそこ(北朝鮮)に置かれたままで助けを求めてる人たちがいるんですから、日朝会談というのをなんとか首脳同士がね、会って話し合うというのが一番大事です。(岸田新総裁には拉致問題)解決に向けてまずがんばっていただきたい」
さらに、横田早紀江さんは、「何代もの総理にずっと娘を返してほしいとお願いし続けている。どなたがなっても解決しなければならない問題」と、進展しない現状に焦燥感もにじませました。
また、北朝鮮が、拉致被害者らの全面調査を約束したストックホルム合意を締結した2014年当時、外務大臣を務めていた岸田新総裁について、拉致被害者家族会の飯塚繁雄代表は、「外務大臣の時もはっきりしない人だったが、今回は総理になるので立場が変わる。具体的な計画を示し、動いてほしい」と求めました。