中外製薬「抗体カクテル療法」予防薬で申請
中外製薬は、新型コロナウイルス治療薬「抗体カクテル療法」について、予防薬としての投与や無症状の感染者への投与が新たにできるよう厚生労働省に申請しました。
現在、「抗体カクテル療法」は主に重症化リスクのある軽症者を対象としていますが、中外製薬は予防薬としての投与や無症状の感染者への投与などへ対象を拡大するよう厚生労働省に申請しました。
予防薬としては、新型コロナ患者の濃厚接触者を対象に行われた海外の臨床試験で、発症リスクをおよそ8割低減させる結果が得られたということです。
また、現在、点滴での投与となっていますが皮下注射での投与も追加で申請しました。点滴用の病床確保が難しい場合や、往診で使いやすくするなど、投与方法の幅を広げる狙いがあります。