京王線刺傷 車両ドア開かなかったワケは?
10月31日に東京の京王線の車内で男が刃物で乗客を刺したあと火をつけた事件では、電車のドアが開かなかったため、多くの乗客は窓からの脱出をはかっています。
国交省によりますと、現場となった京王線の特急電車は、1つ手前の布田駅を通過している時に車内の非常通報装置が押され、本来通過するはずの隣の国領駅で停車しましたが、その際、車両が通常の停車位置より手前に停止したということです。
また、外に出ようとした乗客がドアの非常用コックを使用していたため、車両がそれ以上動かせない状態になっていて、駅のホームドアの位置と合わずに車両のドアを開けられなかったということです。
また国交省は今回の事件を受け、全国の鉄道事業者に対して巡回の強化や警戒監視を徹底するよう注意喚起を行っています。