都の接種アプリ「ワクション」その特典は
安心して飲食してもらおうと、東京都は1日、アプリ「TOKYOワクション」をリリースしました。新型コロナウイルスワクチンの接種記録などを登録すると、15日以降に協賛店で特典が受けられます。都内の感染者は1日、約1年5か月ぶりに1桁でした。
◇◇◇
■都のアプリ登録で…特典さまざま
東京・葛飾区のもんじゃ焼き・お好み焼き店「嵯峨野」を1日夜、訪ねました。
店長が「今日から(公開が)始まっている『TOKYOワクション』。これを提示していただけると、ドリンクがSサイズ1杯サービスという形になっていますので」と客に勧めていました。
1日に東京都がリリースした、TOKYOワクションアプリ。LINE公式アカウントを友達登録した上で、本人確認書類や接種記録の画像をアップロードすることで、ワクチンの接種記録などを登録できます。協賛する店などで、さまざまな特典が受けられます。
客
「知らなくて。今、友達登録しました。年末も近いので、みんなで(飲みに)行けたらなって(思っています)」
アプリが使える店として手を挙げた理由について、店長は「何かを行動しないと、ずっと飲食店が大変な流れが変わらないかなと思ったので、1つのきっかけになればと思って」と話しました。
■アプリ活用店「安心できる環境に」
昼はカフェ、夜は酒場という、東京・中央区の「PRONTO銀座コリドー店」でも、アプリを活用する予定です。
抽選で夜のドリンク(ビール・ハイボール・ソフトドリンクのいずれか)1杯が無料になるクーポンを発行するといいます。(15日から応募開始)
飲食チェーン広報
「緊急事態宣言中は酒場としての営業がほとんどできず、苦しい状況が続いておりました。ワクションアプリを利用する人が増えれば、お客さまも従業員も安心して飲食できる環境になっていくのではないかなと期待しています」
■去年6月以来…全国「100人」切る
1日の都内のコロナ感染者数は9人となりました。東京・有楽町で街の人に取材しました。
「今日(の感染者数)は分からないんですけど、最近100人を切っているので…」と話す会社員(20代)に人数を伝えると、「えっ、そんなに少ないんですか」と驚いた様子でした。
別の会社員(20代)は「あー、少ないですね。何日も1桁台であるといいなとは思います」と話しました。
都内の感染者数が1桁となるのは去年5月31日以来で、約1年5か月ぶりです。
1日は全ての都道府県で感染者が1桁かゼロとなっていて、全国で86人でした。100人を切ったのは去年6月以来です。
(11月1日『news zero』より)