「知らんけど」「顔パンツ」「OBN」も......今年の“流行語”ノミネート30選 大賞に輝くのは?
現代用語の基礎知識選『2022ユーキャン新語・流行語大賞』に、30のワードがノミネートされました。「知らんけど」「顔パンツ」「OBN」など、よく使われた言い回しや世相を表す言葉が並びます。パラ選手の木村敬一さんと注目のワードを考えます。
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■語尾につける「知らんけど」の面白さ
岩本乃蒼アナウンサー
「木村さんは『知らんけど』をよく使うそうですが、どんな時ですか?」
木村敬一・東京パラ金メダリスト(全盲スイマー)
「生まれが関西で、昔からつい、語尾に『知らんけど』とつけてしまう癖があります。それが今さら全国区になったんだな、と感じています」
岩本アナウンサー
「私も大阪出身なので、『なんで今なんだろう?』と、とても不思議に思っています。全てをひっくり返すような面白さが受けているそうなんです。知らんけど」
■コロナ対策で「顔パンツ」定着
岩本アナウンサー
「新語・流行語大賞にノミネートされた30の言葉には『顔パンツ』もあります。新型コロナウイルス対策で着用しているマスクが『もはや下着のような存在で着けていないと恥ずかしい』と、若い人を中心にマスクで顔を隠すのが当たり前になっている人もいます」
木村さん
「外すのが恥ずかしいというのもあると思います。僕たち目が見えない人たちは声を頼りにしているので、マスクを着けることで、くぐもって暗く聞こえてしまうことがあるなと感じています」
「ただ、コロナ対策としてマスクがとても重要だったということはこの数年でみんな感じていると思いますので、引き続きルールを守って着用していった方がいいのかなと思います」
■「OBN」が指す企業文化や人間関係
岩本アナウンサー
「続いては『OBN』です。オールド・ボーイズ・ネットワークの略で、男性中心の組織が作り上げてきた企業文化や人間関係を指す言葉です。もちろん見直す動きが進んでいますが、私の周りでも『まだそんなことあるの?』とギャップを感じることも時折あります」
木村さん
「私が所属している会社だと、上司である部長が女性だったりもするので、割と身近では、男性中心でなくなってきているのかなと感じています」
岩本アナウンサー
「パラスポーツ全体を見るといかがですか?」
「パラスポーツはまだそこまで行けていないのかな、という風に感じています。多様な人が活躍できるように変わっていかないといけないなと思います」
岩本アナウンサー
「この新語・流行語大賞は、12月1日に発表される予定です」
(11月4日『news zero』より)