「アレフ」への再発防止処分請求を撤回
公安調査庁は19日、オウム真理教の後継団体主流派・「アレフ」について、団体の活動を一時的に制限する「再発防止処分」の請求を撤回しました。一方、アレフの施設への立ち入り検査も実施しました。
立ち入り検査が行われたのは、オウム真理教の後継団体主流派・アレフの都内などにある2つの施設です。公安調査庁によりますと、アレフから提出された報告書に不備があったことから、立ち入り検査を実施したということです。
一方、公安調査庁は先月、アレフが3か月ごとに提出義務のある報告書を半年間、提出しなかったことなどから、団体の活動の一部を停止させる「再発防止処分」の適用を公安審査委員会に請求していましたが、今月に入り報告書が提出されたことから19日、これを撤回しました。
ただ、報告書には記載の不備があったため、公安調査庁は今後、指導を行い、改善されない場合は新たな「再発防止処分」の請求も視野に検討を行うとしています。