140年ぶり“ほぼ皆既月食”幻想的な姿
月が地球の陰にほぼ隠れる「部分月食」が140年ぶりに起こり、全国各地で幻想的な姿が見られました。
埼玉県川口市にある科学館に集まった多くのお客さん。今か今かと心待ちにしていたのは、月がかけて見える現象「部分月食」。
19日午後5時過ぎに東京・浅草で撮影された映像からは、月の半分ほどが、照らし出されている様子がわかります。
月が地球の陰にすっぽりと隠れる「皆既月食」ではないものの、今回の「部分月食」では、最大時には、月の98%が隠れ“ほぼ皆既月食”のような状態になるというのです。
そしてついに、その瞬間が…午後6時2分頃。月が地球の陰にほとんど隠れ、光はわずかとなりました。
ほぼ“皆既月食”が全国的に見られたのは、国立天文台によりますと、140年ぶりのこと。午後7時47分頃には、部分月食は終わり、満月に戻るということです。