警視庁と都営地下鉄“刃物事件”車両で訓練
電車内や駅で刃物を使った事件が相次いだことを受け、警視庁と都営地下鉄が、実際の車両を使って訓練を行いました。
訓練は26日、東京・江東区にある都営大江戸線「清澄白河駅」で、実際の車両を使って、走行中の地下鉄車両内で男が突然刃物を振り回したという想定で行われました。
警察官や駅員およそ50人が参加し、先月末に起きた京王線での事件を念頭に、車両のドアとホームドアがずれた状態で緊急停止した場合に乗客をどう避難させるか手順を確認しました。その後、通報で駆けつけた警察官が刺股などを使い犯人を取り押さえました。
訓練を行った警視庁深川署は、「不審な人を見かけたら、迷わず110番するか、駅の係員に知らせてほしい」と呼びかけています。