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介護・看護の収入↑厚労省1665億円計上

2021年11月26日 21:49

介護や看護の現場で働く人の収入を来年2月からひと月3%程度引き上げるための予算として、厚生労働省は、あわせて1665億円を今年度の補正予算案に計上しました。

政府は、公的に処遇が決まる看護師、介護職員、保育士の賃金を来年2月から3%程度引き上げを目指すとして、厚労省は今年度の補正予算であわせて1665億円を計上しました。

内訳は、看護師57万人分の推計で215億6000万円、高齢者施設の職員138万人分について1000億円、障害福祉施設の職員57万人分について417億円を計上しました。

保育士については、保育所、認定こども園の職員84万人分は内閣府が899億円計上し、厚労省は、児童養護施設などの職員3万人分、36億円を計上しています。

一方、厚生労働省が計上した補正予算の総額は8兆9733億円にのぼりますが、このうち大半となる8兆1832億円は新型コロナウイルス対策の関連で、コロナ患者を受け入れる病床に対して支払われる交付金などで2兆1033億円、ワクチン接種体制の確保に1兆3879億円などとなっています。