ワールド航空“不正受給”「判断できない」
「日本旅行業協会」の会長が代表を務める旅行会社が、雇用調整助成金を不正受給していた疑いがある問題で、30日、調査委員会は「不正とは判断できない」とする最終報告をまとめました。
「日本旅行業協会」の会長が代表を務める千代田区の旅行会社『ワールド航空サービス』をめぐっては、雇用調整助成金を不正に受給した疑いが浮上し、第三者による調査委員会が設置されていました。
30日、その最終報告が行われ、去年3月から今年5月までに会社が雇用調整助成金およそ1億7800万円を不正に受給した疑いはあるものの、「不正と明確な判断はできない」としました。
その理由として、会社の内部管理体制がずさんで、正確な裏付けができなかったことを挙げました。また、助成金について自主返還することが望ましいとしました。
調査結果を受け、ワールド航空サービスの会長と社長は退任の意向を示しているということです。