宮内庁「新浜鴨場」アイガモから鳥インフル
千葉県市川市の、宮内庁が管理している鴨場で飼育しているアイガモから高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されました。千葉県は、5日、対策本部を開き県内の養鶏農家に対し改めて対策を呼びかけました。
農林水産省などによりますと、4日、市川市にある宮内庁の「新浜鴨場」で死んだアイガモから毒性の強い高病原性鳥インフルエンザのウイルスが検出されました。確認されたのは、全国で今シーズン6例目です。
千葉県は5日、対策本部会議を開き県内の養鶏農家に対し改めて感染対策を呼びかけました。「新浜鴨場」で飼育しているアイガモやアヒルおよそ340羽に対する殺処分はすでに終了し、さらに清掃・消毒を行うということです。
また、半径10キロ圏内で、学校や個人が飼育しているトリなどに管理の徹底を要請しました。新浜鴨場は、外国大使の接待などに使用されてきましたが、宮内庁によりますと感染が確認されたアイガモは野生のカモとは別に、隔離された場所で飼育されているものだということです。