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子宮頸がん無料接種「9学年対象」求める声

2021年12月6日 22:00
子宮頸がん無料接種「9学年対象」求める声

子宮頸(けい)がんを防ぐためのワクチン接種について、これまで無料接種の対象でありながら接種機会を逃した女性が、今後、無料で接種できる制度がつくられますが、その対象範囲を広くしてほしいという声が上がっています。

6日、東京都内で子宮頸がんの予防について啓発する集会が行われました。

津田塾大学3年生 江連千佳さん「打ちたいけど高すぎて絶対打てないという意見がたくさんあります」

子宮頸がんの原因となる「HPV(=ヒトパピローマウイルス)」ワクチンを巡っては、接種後の全身の痛みなどの報告が相次ぎ、国は接種の積極的な呼びかけを8年間、中止していましたが、来年4月に呼びかけを再開します。

1997年度から2005年度に生まれた女性は、無料接種の対象だった時期に、国による呼びかけがない中、接種しなかった人が多く、対象年齢をすぎて自費で接種する場合、およそ5万円かかるため、厚生労働省は、今後、無料で接種できる「キャッチアップ接種」について対象範囲を検討しています。

集会に参加した大学生は、中止されていた全期間にあたる「9学年を対象にしてほしい」と訴えました。また、対象者は学生や社会人など多岐にわたるため、周知を徹底してほしいと話しました。