子ども2人めぐり…法的親子関係求め裁判
性同一性障害で法律上の性別を男性から変更した40代の女性が、凍結していた精子を使ってパートナーの女性との間にもうけた子ども2人について、法的な親子関係を認めてほしいと訴えた裁判で、40代の女性は「この子たちには私という親がいて、生物学的にもつながっている」と述べました。
都内に住む40代の女性は出生時は男性だった法律上の性別を女性に変更していて、凍結していた自分の精子を使ってパートナーの30代女性との間に子ども2人をもうけました。
子どもたちと親子関係があるのはパートナーの女性のみで、40代の女性も自治体に認知届を出しましたが受理されず、親子関係が認められなかったことから、自分の子どもとして認知させてほしいと訴えを起こしていました。
15日、東京家裁で行われた裁判で、40代の女性は「この子たちには私という親がいるし生物学的にもつながっている」と述べました。
子どもとの法的な親子関係を求める女性「生活実態としても親子ですし、生物学的にも親子として一緒に生活して育ててますので、法的にも親子として認めていただきたいと強く願っています」
判決は来年2月に言い渡される予定です。