国内初「飲む中絶薬」薬事承認を申請
国内で初めてとなる「飲む中絶薬」について、イギリスの製薬会社「ラインファーマ」が、厚生労働省に薬事承認を申請しました。
イギリスの製薬会社「ラインファーマ」が薬事承認を申請したのは、2種類の錠剤を服用するタイプの人工妊娠中絶薬です。母体保護法指定医師が処方する錠剤を、妊娠後63日目までに服用するもので、1つ目の「ミフェプリストン」を服用して36時間から48時間後に、2つ目の「ミソプロストール」を服用し中絶を促すということです。
国内で行った中絶を希望する妊娠63日目までの18歳から45歳の妊婦120人を対象とした臨床試験では、93.3パーセントが、24時間以内に中絶に至ったということです。
承認の判断には1年ほどかかる見通しですが、日本ではこれまで人工妊娠中絶は、手術に限られており、承認されれば、日本で初めての「飲む中絶薬」となります。