ノババックス製コロナワクチン薬事承認申請
武田薬品工業は、アメリカのバイオ医薬品メーカー「ノババックス」製の新型コロナワクチンについて、厚生労働省に薬事承認を申請しました。
武田薬品工業が16日、厚労省に「特例承認」を求めて申請したのは、アメリカのバイオ医薬品メーカー「ノババックス」が開発する新型コロナワクチンです。
ノババックス社のワクチンは「組み換えたんぱくワクチン」と呼ばれるタイプのもので、アメリカとメキシコでおよそ3万人を対象に行われた最終段階の臨床試験では、90.4%の有効性を示したということです。
承認されれば、国内の新型コロナワクチンでは4例目となり、日本政府は来年初頭から年間1億5000万回分の供給を受ける契約を結んでいます。
武田薬品工業は、ノババックス社と技術移管を含めた提携をしていて、承認されれば、山口県にある自社の光工場で、原液から製造し、供給できる体制を準備しているということです。