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第一三共ワクチン 初期臨床試験で効果確認

2021年10月21日 20:09

新型コロナウイルスのワクチンを開発中の日本の製薬会社「第一三共」は、初期の臨床試験では安全性に大きな問題は認められず、効果が確認されたと発表しました。

第一三共は、開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて、今年3月から142人を対象に行った初期の臨床試験では、2回目を投与して4週間後までに大きな問題は認められず、新型コロナウイルスに対する抗体ができるなど効果が認められたと、21日、発表しました。また、東京大学医科学研究所との共同研究では、デルタ株を含む変異株への効果も示されたということです。

第一三共は、このワクチンの来年中の実用化を目指し、来月から第2相の臨床試験を開始し、来年3月までに最終段階の臨床試験を始める予定です。

さらに、別のワクチンを2回打った人への「追加接種」に使った場合の安全性、有効性などを調べる臨床試験を来年1月に開始できるよう厚生労働省と調整中だということです。

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