国内で初めてとなる「飲む中絶薬」について、イギリスの製薬会社「ラインファーマ」が、今週にも、厚生労働省に薬事承認の申請をすることがわかりました。

イギリスの製薬会社「ラインファーマ」は、錠剤を飲むタイプの人工妊娠中絶薬について、今週にも厚労省に薬事承認の申請をする方針です。

この中絶薬は、妊娠後６３日目までに服用し、１つ目の錠剤を服用して３６時間から４８時間後に２つ目の錠剤を服用し中絶を促すということです。

国内で行った中絶を希望する９週までの妊婦１２０人を対象にした臨床試験では、９３％が２４時間以内に中絶に至ったということです。

日本ではこれまで人工妊娠中絶は手術に限られてきましたが、海外では「飲む中絶薬」が７０か国以上で使用されており、承認されれば日本で初めてとなります。