都立高校で“入試の点数など”生徒が閲覧可能な状態に 気づいた生徒が別の生徒に「ヤバい情報が…」
都立高校で入学試験の点数などの個人情報が一時、生徒たちに閲覧できる状態になっていたことが分かりました。
東京都によりますと、個人情報の漏えいがあったのは都立向丘高校で、今月7日、「情報」を担当する教諭が1年生の名簿を入試に関する個人情報が含まれていることに気づかないまま、1年生が閲覧可能なフォルダーにアップロードしたということです。
名簿には、1年生278人の入学試験での科目別の得点や順位などが記載されていました。
先月20日に、名簿に気づいた生徒が「ヤバい情報が入っている」と別の生徒に知らせたことがきっかけで発覚し、翌朝、学校が名簿を消去しました。
生徒14人が名簿にアクセスしていて、うち、5人がファイルを見たと話していますが、外部への流出など2次被害などの報告はないということです。名簿は、作成した別の教諭が、個人情報を消し忘れたまま職員間の共有フォルダーに保存していたものでした。
都の担当者は「人為的ミスが重なって起きた」として、都立学校に、改めてルールを徹底、周知していくとしています。