国内初「飲む中絶薬」の承認を了承 厚労省専門分科会
国内で初となる「飲む中絶薬」について、厚生労働省の専門分科会で承認が了承されました。近く、厚生労働相によって正式に承認される見通しです。
厚労省の薬事分科会で国内での製造販売について承認が了承されたのは、イギリスの製薬会社「ラインファーマ」が開発した人工妊娠中絶薬「メフィーゴパック」です。
これは、妊娠63日以下の女性が対象の、錠剤を飲むタイプの人工中絶薬で、1つ目の錠剤を服用して36時間から48時間後に2つ目の錠剤を服用し中絶を促すということです。
厚労省は今年1月から意見公募を行っていて、その内容などを踏まえたうえで、薬の適切な使用体制が確立されるまで当面は薬を使用した場合は入院か、外来の場合院内待機を必須としています。
また、販売数量や使用数量をそれぞれ製造販売業者や医療機関に毎月報告させることなども求めています。
近く、厚生労働相によって正式に承認される見通しです。