79年前の沖縄戦の後、アメリカに持ち去られ、先月、沖縄県に返還された琉球王国時代の美術品が、メディアに公開されました。

沖縄県立博物館・美術館で30日、国や県などの関係者とメディア向けに公開されたのは、琉球王国時代に描かれた歴代国王の肖像画「御後絵」を含む美術品18点です。

これらは戦後の混乱の中、兵士らがアメリカへ持ち帰ったとみられるもので、FBI＝アメリカ連邦捜査局から先月、アメリカ国内で発見したと連絡があり、沖縄県に返還されました。

30日は、返還された4点の「御後絵」のうち、公開に耐え得る状態の2点と、地図や陶器などが公開されました。

一般公開のめどは、たっていないということです。