福島第一原発2号機 燃料デブリ取り出し1年程度延期へ
年内にも始まるとされていた、福島第一原発2号機の燃料デブリの試験的な取り出しについて、東京電力は25日、1年程度着手が遅れると発表しました。
福島第一原発の廃炉作業の最難関とされている、溶け落ちた核燃料=デブリの取り出し。東京電力は2号機から着手し、年内にもロボットアームを投入してデブリ数グラムを試験的に取り出す計画でした。
ただ、実証段階にあるロボットアームについて、格納容器内の狭い場所を通過する際、接触リスクがあることが判明。
プログラムの修正などに時間がかかるとして、東京電力は25日午後、年内の着手を断念し、取り出しの開始時期を1年から1年半程度遅らせ2023年度後半からの開始を目指すと発表しました。