強制不妊手術…77歳女性が国と和解 旧優生保護法めぐる裁判で初
旧優生保護法のもと、13歳の頃に強制的に不妊手術を受けさせられたとして、国を訴えていた都内の77歳の女性が31日、国と和解をしました。一連の旧優生保護法をめぐる裁判で、和解が成立したのは初めてです。
今月3日、最高裁大法廷は旧優生保護法の規定は憲法違反だとして、不妊手術を受けさせられた被害者を全面的に救済する判決を言い渡しました。
この判決を受け、13歳の頃に不妊手術を受けさせられたとして、国を訴えていた都内の西スミ子さんが、31日、国と和解したということです。
弁護士によりますと、国が西さんにおよそ1650万円の和解金を支払う内容だということです。
西スミ子さん
「ただただ、うれしい。まだまだ、これからだと思う。もっともっと私みたいな人が、まだまだいるから」
旧優生保護法をめぐる一連の裁判で、原告と国で和解が成立したのは初めてです。