東武鉄道 「車両基地浸水」想定し避難訓練 “車両を高架へ避難”
本格的な大雨や台風シーズンを前に東武鉄道は川の氾濫に備え、浸水のおそれがある車両基地から車両を避難させる訓練を行いました。
東武鉄道の車両基地がある埼玉県久喜市南栗橋は近くを流れる利根川が氾濫すると最悪の場合、3メートルから5メートルの深さまで浸水することが想定されています。
車両が浸水すると長期間にわたり運転が出来なくなるため、大雨が予想される際、事前に車両を高架部分に避難させる訓練が行われました。
電車は、およそ20分かけて、高架になっている栃木駅に到着し、普段、車両基地で行う乗務員のアルコールチェックや点呼を臨時に車内で行う手順も確認しました。
東武鉄道は、変電所の地盤のかさ上げを行うとともに、事前の車両避難で被害を最小限にし、早期に復旧できるように訓練をしていきたいとしています。