東京電力が福島第一原発にたまり続ける処理水を海に放出する際の操作やトラブルへの対応訓練の様子を公開しました。

東京電力は26日、処理水放出の際の操作やトラブル発生時の対処などシミュレーターを使った訓練の様子を公開しました。

訓練は地震でポンプが止まり処理水を薄めるための海水がくみ上げられなくなったとの想定でも行われその際、処理水の放出が自動的に遮断される流れなどを確認していました。

一方、26日は、処理水放出のための海底トンネルを掘り終えた掘削機の引き揚げなども行われこれで放出に必要なほぼ全ての工事が終了したことになります。

今後は原子力規制委員会による検査とIAEA（＝国際原子力機関）による評価結果を踏まえて政府は夏頃までに海洋放出を開始する方針です。