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天皇ご一家、東京国立博物館で「やまと絵」鑑賞 愛子さまは熱心に質問を重ねられ…

2023年11月22日 0:30
天皇ご一家、東京国立博物館で「やまと絵」鑑賞 愛子さまは熱心に質問を重ねられ…

天皇皇后両陛下と長女の愛子さまが、東京国立博物館で「やまと絵」の特別展を鑑賞されました。

天皇ご一家は、国宝の屏風や絵巻をおよそ2時間にわたり、鑑賞されました。

大学で古典文学を学び、来月、卒業論文の提出を控えている愛子さまは、使われている絵の具や構図などについて、熱心に質問を重ねられていました。

21日に鑑賞されたのは、国宝を含む142件が展示されている特別展「やまと絵─受け継がれる王朝の美」で、ご一家は、午後6時過ぎ、ベージュと茶系に色合いを合わせた装いで東京・上野の東京国立博物館に到着されました。

室町時代に描かれた国宝の「日月四季山水図屏風」では、天皇陛下は波の描き方に、皇后さまは描かれた山や木に、愛子さまは「緑の色」に着目して質問されていました。

また、平安時代の作品、国宝の「源氏物語絵巻」では、愛子さまは、平安時代の女性のマナーや硯箱が人物に比べて大きく描かれていることにも着目されるなど、ご一家は時折かがんでのぞき込み、語り合いながら、細部までじっくりと鑑賞されていました。

歴史の研究者である陛下が皇后さまや愛子さまに説明される場面もあり、案内者によりますと、陛下の専門的な質問の深さには驚いたということです。

鑑賞後、ご一家は関係者と懇談し、陛下は「これだけの作品を集めるのは苦労が大きかったでしょう」とねぎらい、「すばらしい展示でした」と述べられていたということです。

皇后さまや愛子さまも、帰り際に「ありがとうございました」とにこやかに述べられていました。