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松村防災相 由利本荘市の大雨被災地を視察 激甚災害の指定と復旧の後押しを明言

2024年8月21日 18:16
松村防災相 由利本荘市の大雨被災地を視察 激甚災害の指定と復旧の後押しを明言

記録的な大雨の降り始めから4週間です。川が氾濫し広い範囲が浸水した由利本荘市を松村防災担当大臣が視察しました。県内全体の被害についても説明を受けた松村大臣は、復旧事業に対する国の補助率が上がる激甚災害の指定を前に進め、復旧を後押ししていく考えを示しました。

松村防災担当大臣は21日、先月の大雨で大きな被害を受けた秋田と山形を訪れました。午後は石沢川が氾濫して広い範囲に浸水被害があった由利本荘市烏川の農地を視察し、県と市の幹部から被害の状況について説明を受けました。

神部秀行副知事
「去年は住宅被害がメインだったんですけど、今回は山とか農地の方なんですよ。ですから災害復旧と、先ほど大臣おっしゃったような経営支援だとか、そういったものセットで 国と県と市町村と手分けしながら対応していきたいと思います。」

湊貴信由利本荘市長
「市道で言うと50本以上まだ通行止めなんですよ由利本荘市。その先がまだ」
松村大臣「わかんない?」
湊「ええよくわかんないところ。50本その先に行けない」
松「のり面やられてるかもしれないしね」
湊「ちょっとその先まで(被害が)見えない」
松「そうなると(林業で)木材の搬出ができないとかっていう話」

県のまとめによりますと、先月24日からの大雨でこれまでに確認された農林水産関係の被害額は119億5500万円余りに上っています。その半分以上の64億円余りが農地・農業用施設への被害で、県は国からの支援をこの復旧費用に充てたい考えです。

視察を終えた松村大臣は今回の大雨について、激甚災害の指定を進め県や市町村と連携して復旧を後押ししていく考えを示しました。

松村防災担当大臣
「岸田総理から激甚災害の指定についてはその見込みであると明言をなさいました。そのことを受けまして、しっかりと調査をした上で閣議決定の準備を進めているところでございます。従いまして被災をなさいました県はじめ市町村、財政面で不安を生じることなく、財源的に不安があることで躊躇が生まれないように、しっかりとバックアップをしてまいりたいと考えてます」

県は国の補助金を受けて設備の復旧を進め、そのほかにも独自に農業を支援する費用を次の補正予算案に盛り込む方針です。

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