インフルエンザ患者急増 県全体で注意報の基準上回る
県内のインフルエンザの患者の数が前の週と比べて2倍以上に増え、県全体で注意報の基準を上回ったことが県の最新のまとめで分かりました。(田村)9つすべての保健所管内で患者数が増えています。
県のまとめによりますと、先月29日までの1週間で県内のインフルエンザの患者数は、調査した52の医療機関で848人で前の週の倍以上に増えました。
1医療機関あたりでは県全体で16.31人で、注意報の基準となる10人を今シーズン初めて超えました。
保健所別では大館が1医療機関あたり59.83人と最も多く大きな流行の発生が疑われる警報の基準である30人の倍近くにまで増えています。
このほかすでに注意報が出されていた湯沢に加えて、北秋田と横手に新たに注意報が出されています。
10人以上の患者が確認される集団発生は大館、大仙、湯沢の教育保育施設と、大館の高齢者施設の合わせて5か所から報告がありました。
県は、今年は流行のシーズンを例年より早く迎えたことに加えて、患者数の増え方も大きいことから、早めのワクチン接種やこまめな手洗いなどによる感染対策をするよう呼びかけています。