14日夜、秋田市新屋の勝平地区でクマ1頭が目撃されました。
去年、相次いで人がクマに襲われた場所の近くで、警察が警戒にあたっています。
秋田市は16日午前、クマ捕獲用のおりを設置し、
堤防道路の通行止めの措置を継続しています。(17日正午現在)

クマが目撃されたのは、秋田市新屋寿町の雄物川沿いにある「雄物川水辺の広場」です。

秋田中央警察署によりますと、14日午後7時すぎ、広場の近くの堤防道路を散歩していた女性が、木の上にいる体長1メートルほどのクマ1頭を目撃しました。

その後の県や秋田市の調査で、木に残されているクマの爪痕が見つかっています。

警察や県は、15日朝から現場周辺で警戒に当たり、堤防道路を通行止めにするなどの対応をとっています。
解除の見通しは立っていません。

クマが目撃された現場から1キロほどの場所にある勝平中学校は、保護者にメールを送って、生徒を複数人で登下校させたり、できる限り車で送迎したりするよう呼びかけました。

勝平小学校も同様の対応を取っています。

クマが目撃された現場近くの住宅街では、去年10月、相次いで4人がクマに襲われけがをしました。

秋田市は、猟友会などと対応を話し合い、16日午前、捕獲用のおりを設置しました。

今年も人の生活圏でのクマの出没が後を絶ちません。