新スタジアムについて ブラウブリッツ秋田 岩瀬浩介社長 会見
秋田市の外旭川地区に整備が計画され、年間の収支が赤字となる想定の新たなスタジアムについて、
ブラウブリッツ秋田の岩瀬浩介社長は、観光や雇用など公共施設としての波及効果も期待されるとして
公設の可能性も探りたい考えを示しました。
新たなスタジアムについて、整備計画では年間の維持管理費が3億円、
事業収入が1億3000万円で、赤字経営になると示されています。
23日、記者会見でブラウブリッツ秋田の岩瀬浩介社長は、
行政が整備する公設となれば固定資産税などが発生しないため、
赤字幅を1億円圧縮できるとしたうえで、観光や雇用などへの波及効果を強調しました。
岩瀬社長
「このスタジアムがあるからこそ、ここの飲食店の売上が上がった。
駅前に県外の人たちがどんどん増えていった。観光地に人が増えていっている。
そこには売り上げがあって、雇用が生まれて。というような形になりますので」
「これこそがまさに、公共施設のあり方なのではないのかなと思いますので、
Jリーグからの指摘もあった公設の可能性もしっかりと調整していきたい。」
新たなスタジアムについて秋田市の穂積市長は、まちづくり事業とは切り離し、
外旭川地区以外で整備する可能性も検討する考えを示しています。
これについて岩瀬社長は
「計画が変更になっても全体のまちづくりには寄与していると考えてくださっていると思う。
秋田市や県としっかり議論をしながら議論を進めていきたい。」と述べ、
とにかく早く方向性を示していかなければならないと危機感をあらわにしました。