14日(金)も東京などで黄砂観測 ピーク過ぎるが16日(日)は西から次の黄砂が飛来か
気象衛星による黄砂の様子(14日 午後3時半)
12日(水)から13日(木)にかけて、列島の広い範囲に黄砂が飛来し、各地で空が霞んだり、車が黄砂で汚れるなどの影響がありました。今回の飛来のピークは過ぎたとみられますが、14日(金)も東京や札幌などで観測されており、引き続き洗濯物などへの付着に注意が必要です。
12日(水)から13日(木)にかけて、列島の広い範囲に黄砂が飛来しました。気象庁が黄砂の目視観測を行っている全国11地点のうち、沖縄を除いた10地点で黄砂が観測されたほか、特別に観測を実施した各都道府県の気象台でも黄砂の飛来が確認されました。
東京でも2021年の5月8日以来、約2年ぶりに黄砂が観測され、4月としては2007年以来、16年ぶりの飛来となりました。
14日(金)も名古屋や東京、札幌で黄砂が観測されていますが、いずれも視程は10キロ以上と濃度は低くなっていて、今回の飛来のピークは過ぎたとみられます。ただ、アレルギー症状の出やすい方や呼吸器に疾患がある方は、外出時はメガネやマスクをするなど、黄砂への対策をしたほうが安心でしょう。
■16日(日)には次の黄砂が飛来か
15日(土)から16日(日)にかけては、日本付近を前線を伴った低気圧が通過する見込みです。この影響で、15日(土)は全国的に雨や風が強まり、黄砂の飛来はないでしょう。
16日(日)は天気は西からいったん回復に向かいますが、このタイミングで再び黄砂が日本付近に飛来する可能性があります。
偏西風が蛇行しているため、今度は南回りで黄砂が列島に近づく予想となっていて、今回観測がなかった沖縄を含め西日本を中心に飛来する可能性があります。東日本や北日本にはあまり影響はない見込みですが、念のため今後の情報にお気を付けください。
