小林製薬「紅麹」問題 健康被害 県内で21人が関連疑い
小林製薬の「紅麹原料」を含むサプリメントの問題について、秋田県と秋田市は、健康被害に関する相談を寄せた県内の24人のうち21人について、サプリメント摂取との関連が疑われる事例として国に報告したことが分かりました。
小林製薬の「紅麴原料」を含むサプリメントを巡っては、先月30日時点で全国で摂取していた5人が死亡し、266人の入院が報告されています。
県と秋田市によりますと、県内ではこれまでに30代から80代までの男女、24人から体調不良を訴える相談が保健所などに寄せられていました。
このうち21人について、県と秋田市は2日までにサプリメントの摂取と健康被害との関連が疑われる事例として国に報告したということです。
入院が必要な人はいませんでした。
また、残りの3人については、関連なしと判断しています。
県は回収対象の製品を持っている人はすぐに摂取をやめ、健康被害が疑われる場合は国のコールセンターや最寄りの保健所に相談するよう呼びかけています。