両陛下の被災地へのお見舞い 側近「時機を見極めた上で行くことが出来ればとのお気持ちだと…」
能登半島地震の被災地へのお見舞いについて、天皇皇后両陛下は、「時機を見極めた上で行くことが出来ればとのお気持ちだと思う」と側近が明らかにしました。
両陛下は現地へのお見舞いについて、「現地の災害応急対策や復旧状況を見極め、被災地の皆さんの気持ちや関係者の考えを十分に踏まえることが大切」で、両陛下が被災地に行くことで「災害対策に少しでも支障があってはならない」とお考えだということです。
両陛下は能登半島地震の発生を受けて、今月5日に石川県の馳浩知事に侍従長を通じてお見舞いの言葉などを伝えられました。
その後も日々の報道や政府からの情報をつぶさにご覧になり、被災地の皆さんが今なお厳しい状況にあることを心配されているということです。
両陛下は、災害関連死の報道に心を痛め、避難所で感染症の拡大がみられるなど、寒い中で避難生活を余儀なくされている人々の健康状態を案じられているということです。
また、西村泰彦宮内庁長官は、11日の定例会見の中で、両陛下の被災地訪問について、「直接お見舞いに行きたい、皆さんにお声掛けをしたいという気持ちはあると拝察している」とした上で、現地の状況はまだ落ち着いていないので、状況を見極めつつ、ご意向を伺いながら現地と調整をしていきたい」と話しました。