海保巡視船「えちご」座礁から約57時間…新潟西港に着岸 原因調査が本格化へ
新潟県柏崎市の沖合で座礁した新潟海上保安部の巡視船「えちご」は、座礁からおよそ57時間たった20日午後、新潟西港に着岸しました。今後、原因の調査が本格化します。
18日朝、柏崎市の沖合で座礁し、自力で航行ができなくなった巡視船「えちご」。19日夜、現場にサルベージ業者のタグボートが到着。巡視船にロープを取り付け、新潟西港に向けてえい航が始まりました。
一夜明け、上空から海を進む「えちご」が確認できました。沖合でしばらく停泊した後、新潟西港に入港するため再び動き始めました。「えちご」は午後2時半ごろに新潟西港に入港、座礁からおよそ57時間たった午後3時半前に着岸しました。
第9管区海上保安本部は今後、船体の損傷箇所の確認や応急処置を行うほか、乗員から話を聞く予定です。また、座礁は人為的なミスの可能性もあるとみて業務上過失往来危険の疑いで捜査しています。